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中国旅行エリアガイド

中国旅行の王道☆人気都市で中国の今と昔を知ろう

中国の北京郊外にある万里の長城の写真。
中国旅行にて上海でバンドの風景の写真。中国 上海でバンドの風景
中国旅行にて桂林の漓江下りの写真。中国 桂林の漓江下り

中国は広い。見どころやおもしろい町、すばらしい風景もたくさんある。近年のめざましい発展を体感しつつ、悠久の歴史にふれることもできる。さすがに一度の中国旅行で、すべてを見てまわろうという人はいないだろうが、それぞれの見どころや町の特徴を知っておけば、旅行のプラン作りに役立つし、きっと自分好みの町が見つかるはずだ。

中国の見どころとして真っ先にあげられるのが、次の4大都市だろう。中国の最先端都市・上海、広大な首都・北京、悠久の古都・西安、そして水墨画の世界・桂林。お手軽な週末旅行など、いわゆる「安・近・短」の旅行なら、上海か北京の1都市滞在が人気。特にオフシーズンなら安く、国内旅行に近い感覚で行けてしまうだろう。上海・北京はどちらも大都会で、歴史的見どころも多く、中国の都市らしい人々の活気に満ちている。おいしい中華料理やショッピングを気軽に楽しめるのも魅力。

もう少し中国の奥深さを味わいたいなら、やっぱり2~3都市は周遊したいところ。上海と北京の2大都市をまわる旅行もいいが、かつて長安と呼ばれた歴史的古都・西安や、中国3大石窟のひとつ龍門石窟がある古都・洛陽など、少し異なる雰囲気と魅力を持つ都市との組み合わせにすると、おもしろいのでオススメ。中国3大石窟の残り2つは、大同雲崗石窟敦煌莫高窟。大同は北京からもわりと近く、洛陽とあわせてまわることも可能。敦煌に行くツアーは「シルクロード」のページを参照しよう。

中国らしい景観美を求めるなら、やっぱり桂林は外せない。まるで水墨画のような風情のある美しい山と水の景色が楽しめる。桂林から陽朔まで山水画の景色を愛でつつ、ゆっくりクルーズする漓江下りは人気が高い。そして、その桂林よりすばらしい山水美が見られる陽朔に泊まるのがオススメ。桂林は上海、広州、香港などの都市との組み合わせが簡単にできる。

中国旅行にて上海のバンドの夜景の写真。中国 上海のバンドの夜景
中国旅行にて上海で小龍包の写真。上海で小龍包を食べる。

上海
現在、最も開発の進む大都市のひとつ、上海。年々どころか日々進化していると言っても過言ではない。注目のスポットがどんどんでき、上海の町にはショッピングもグルメもホテルもエンターテイメントも常に最新の楽しみが用意されている。東洋と西洋、古き良き時代の面影と最先端のモダンスタイルが交わる上海は、ますますスタイリッシュにバージョンアップしている。
上海は1400万人の人々が暮らす中国最大級の超巨大国際都市だが、一般的に観光客が訪れる「上海」はそのごくごく一部。郊外の見どころをのぞけば、旧租界地である黄浦江西部の市街地区に集中しているので歩いてまわることも可能なほど。租界地とは、19世紀後半から解放前まで外国列強に支配され発展してきた中国の開港場のこと。観光だけでなく、ショッピングや食事もこのエリアで充分楽しめてしまうだろう。にぎわう街を歩いて、発展のエネルギーを感じてみたい。
上海の郊外には、旧租界地の混雑したにぎわいとは対照的に、自然が豊かでどこかノスタルジックな雰囲気もある。上海中心部では見ることのできない、古き良き時代の上海の姿を見ることができる美しい町が多い。

中国旅行にて天安門の写真。中国 天安門

北京
中華人民共和国の首都北京は、長い歴史のある古都と現在中国の政治・文化の中心都市と、2つの顔をあわせ持つ大都市。山と海に囲まれた平野に位置する北京の町は、四季がはっきりしていて、それぞれの季節で違った楽しみがある。
北京は広大な都会で、見どころも多いので、事前にある程度行きたいところやまわり方を考えておいた方がよいだろう。北京市中心の見どころは、なんといっても紫禁城と呼ばれる明清代の王宮・故宮博物館、世界最大の広場であり重要な歴史の舞台にもなった天安門広場、その広場の北に建つ天安門、歴代皇帝の御苑だった北海公園、中国最大の祭壇で明清代の皇帝が祭祀を行った宗教的な場所である天壇など。
郊外にも、宇宙から確認できる世界一大きな建造物の万里の長城、明王朝歴代皇帝の陵墓である明十三陵、清王朝を代表する皇室庭園の頤和園など見逃せないものばかり。
また、北京市内には繁華街もたくさんあり、大府井や東単、西単、前門などの通りはショッピングやグルメが楽しめる。とにかく北京の街は広く道も広く、故宮や天安門広場など見どころひとつだけでもかなりの距離を歩く、ということを頭に入れて、観光ツアーや市内交通などをうまく使ってまわろう。

中国旅行にて西安の町角の写真。中国 西安の町角
中国旅行にて兵馬俑坑特別見学の写真。兵馬俑坑特別見学

西安
かつて長安として栄えた古都・西安は、シルクロードの起点としても有名な町。長い中国の歴史の中でもひときわ重要な都市で、紀元前11世紀から10世紀まで漢や唐など多くの王朝が西安(当時は長安)に都を置いた。秦の始皇帝や、前漢の武帝、唐の太宗、武則天、唐の玄宗と楊貴妃など、歴史的英雄やヒロインもこの西安を舞台に活躍した。また、多くの旅人や文化、物産が西安から中央アジアを通ってヨーロッパに伝わり、ヨーロッパから西方の文化や物産が西安に入ってきた。唐の時代はシルクロードを通ってやってきたヨーロッパ人でにぎわう国際都市だった。日本との交流も深く、遣隋使や遣唐使多く派遣され、日本との交流の様子も感じられる。
そんな悠久の歴史に彩られた古都西安は見どころが山のように点在している観光都市。すべてを歩いてまわるのは大変なので、市内ツアーやタクシー路線バスなどを使って効率よくまわりたい。西安最大の見どころは、兵馬俑で世界的有名な秦俑博物館や秦始皇陵。その他にもたくさんの陵墓や寺院、博物館がある。明代の城壁に囲まれた市街地の中心は町歩きが楽しい。鐘楼を起点に東西南北に延びるストリートは繁華街になっていて、そのあいだにもおもしろい通りがたくさんある。

中国旅行にて漓江下りの写真。中国 漓江下り

桂林
桂林は小さな町だが、四方を山で囲まれ、その間を漓江の流れる観光都市。まるで水墨画のような美しい山水の風景が有名な、中国でも人気の高い町だ。気候は亜熱帯に属しているが、冬は少し寒い。漓江の水量が多くなる4~10月がベストシーズンといえるだろう。
市内には数多くの国宝級の重要文化財があるが、桂林の観光のメインはなんといっても漓江下り。カルスト地形による奇観・絶景の景勝地が多くある山水画の世界は、中国でも屈指の美しさだ。奇峰の間を縫うように流れる漓江をのんびりクルーズしながら、神秘的な風景を楽しもう。

中国旅行にて陽朔の屋台の写真。中国 陽朔の屋台

陽朔
桂林から山水美を楽しみながらのんびり漓江を下っていくと、3時間ほどで着くのが陽朔の町。日本ではまだまだ「山水画の風景」といえば桂林が有名だが、実は桂林よりも美しいといわれるのがこの陽朔。町そのものがまるで山水画の絵から抜け出してきたようで、陽策の町が幾重もの奇峰・奇岩に囲まれている。町中をぶらぶら歩くだけでも充分に山水美を楽しめてしまうのだ。観光客の多い桂林よりのんびりと過ごせることもあり、とてものどかで居心地のよい町なので、桂林へ来たらぜひ陽朔に泊まることをオススメしたい。

中国旅行にて龍門石窟の写真。中国 龍門石窟

洛陽
洛陽は5000年以上の歴史を持つ古都。後漢、三国の魏、西晋など歴代9王朝が都を置き、中国の悠久の歴史をじっくりと味わえる名所旧跡も多く揃っている。
世界遺産でもある龍門石窟は、中国3大石窟のひとつで、中国歴代王朝文化の結晶といえるすばらしい遺跡。各王朝が造営を続けたため、山に掘られた洞窟寺院は幾千にもなり蜂の巣のようだ。周辺の美しい景色を楽しみながら、唐代の詩人白居易の墓である白園もあわせてじっくり見学すると一日はかかるだろう。
中国最古の仏教寺院の白馬寺や、殷から宋の時代までの重要文化財を集めた洛陽博物館なども見逃せない。

中国旅行にて雲崗石窟 の写真。中国 雲崗石窟

大同
北魏王朝の都、大同は小さな田舎町だが、世界遺産にも登録されている雲崗石窟が世界的に有名。標高1000mにあり、砂漠生の気候のため、夏は乾燥して暑いが、冬場は冷え込みが厳しい。鮮卑族の拓跋氏が4世紀末に北魏王朝の都を築き、この北魏王朝の残した歴史的文化遺産が雲崗石窟。武周山の1kmにもなる巨大石窟は、50を超える洞窟に5万体を超える彫像が残っている。なかでも第20窟の巨大石仏は雲崗石窟のシンボルともなっていてその大きさに圧倒されるだろう。
また、大同には歴代王朝だけでなく内モンゴル地区からの異民族王朝の影響を受けた建物や遺跡も残っている。

中国旅行にて広州の鎮海の写真。中国 広州の鎮海楼

広州
華南最大の都市広州は、年間を通して温かく緑の豊かな町。広州は中国でも長い歴史を持つ古都のひとつで、紀元前2世紀頃からすでに海外貿易の中枢都市として栄え、その後海のシルクロードの起点にもなり、20世紀は「革命のゆりかご」として中国革命の重要な舞台となった。
このような歴史的な都市である広州に住む広東人には、華僑として海外に生活を求めて出て行き活躍している人が多くいる。華僑は故郷とのつながりがとても深いので、中国経済の発展に大きな影響を与えている。現在でも、華僑の資本や技術なしでは、華南経済は成り立たないと言っていいほど。
そして、広州で忘れてはいけないのが、「食は広州にあり」といわれる広東料理。あっさりした味で魚介類を使った料理が多いこともあり、日本人好み。広州ではぜひ本場の「食」を味わおう。