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中国きっての絶景といえば、水墨画のような山水美。その神秘的な水墨画の世界が広がっているのが桂林だ。山水美を見るのがはじめての人は、桂林から陽朔までの川下りをするのがオススメ。
そして、山水美に感動した人にぜひ次の旅行で訪れてほしいのが、黄山。杭州の南にある黄山では。たくさんの奇峰が連なる美しい山岳風景が楽しめる。世界遺産にも指定され、中国十大風景名勝のひとつにもなっていて、山水画そのままの景色が広がっている。気象の変化が激しく、年間を通して雲海が見られるのも魅力だ。
同じく世界遺産で美しい山岳の景観が楽しめる武夷山も、山水画の風景が広がる名勝として名高い。
武陵原(張家界)も自然風景の名勝で、雄大な自然美を楽しむことができる。武陵原も世界遺産に指定されている自然保護区だ。
中国 杭州の西湖遊覧船<杭州エリア>
杭州
杭州は、美しい西湖で有名な古都。2000年以上の歴史がある杭州は、古くから南の拠点として交易拠点として発展した。大都市となった13世紀末頃にはマルコ・ポーロが杭州を訪れ、その繁栄ぶりに「世界で最も美しく華やかな町」と絶賛したそうだ。中国6大古都(北京、西安、洛陽、開封、南京、杭州)のひとつでもある。
杭州いちばんの見どころは、やはり西湖だろう。春秋時代の絶世の美女、西施にちなんで名付けられた西湖には、「西湖十景」といわれる美しい名所があるのでこの10ヶ所のポイントを見てまわろう。
中国 山水画そのままの風景黄山黄山
奇峰が連なる景勝区の黄山は、山水画そのままの風景が広がっている美しい山岳地帯。中国十大風景名勝のひとつであり、世界遺産にも登録されている。黄山風景区には1800m以上の峰が3つあり、夏でも防寒着が必要なほど寒く、気候の変化が激しいため、年間を通して雲海が見られるのも観光客をひきつける魅力のひとつ。雲海がもっとも美しく見られるシーズンは7~9月頃といわれている。時間帯では日の出と夕焼けが特にすばらしい。黄山で2番目に高い峰・光明頂は、雲海の名所として知られている。のんびりハイキングを楽しんで自然の美しさにふれよう。
黄山は雲海のほかには、奇岩、奇松や迫力のあるパノラマが見どころ。日帰りで行けるルートも多いが、黄山山頂で少なくとも1泊してすばらしい景色と神々しい日の出を体験したい。
武夷山
武夷山は、山水画の風景が広がる世界遺産でウーロン茶のふるさとでもある。武夷山観光のメインエリアとなる武夷山風景区は、中国最高の奇観をいわれるほどの景勝地区で、大自然のスペクタクルを堪能できる。水墨がそのままの世界を楽しめる武夷山は、いくつもの峰が重なり谷や岩と重なり合って、見る場所や季節によってさまざまな美しい景色を作り出している。まさに天然のミュージアム。
武夷山はいくつかのエリアに分けられているが、その中でも代表的なのが九曲渓景区。両側を奇峰に挟まれた九曲渓という川で武夷山名物のいかだ下りを楽しむことができる。武夷宮景区は、大自然の中に前漢時代に建てられた武夷宮、唐時代の天宝殿など古い建物が多く残る地区。天游峰景区は、武夷山で最も美しいといわれる景勝地区。奇峰に囲まれ、今にも仙人が現れそうな雰囲気のある場所だ。
中国 漓江下り<桂林と貴州省エリア>
桂林
桂林は小さな町だが、四方を山で囲まれ、その間を漓江の流れる観光都市。まるで水墨画のような美しい山水の風景が有名な、中国でも人気の高い町だ。気候は亜熱帯に属しているが、冬は少し寒い。漓江の水量が多くなる4~10月がベストシーズンといえるだろう。
市内には数多くの国宝級の重要文化財があるが、桂林の観光のメインはなんといっても漓江下り。カルスト地形による奇観・絶景の景勝地が多くある山水画の世界は、中国でも屈指の美しさだ。奇峰の間を縫うように流れる漓江をのんびりクルーズしながら、神秘的な風景を楽しもう。
中国 陽朔の屋台陽朔
桂林から山水美を楽しみながらのんびり漓江を下っていくと、3時間ほどで着くのが陽朔の町。日本ではまだまだ「山水画の風景」といえば桂林が有名だが、実は桂林よりも美しいといわれるのがこの陽朔。町そのものがまるで山水画の絵から抜け出してきたようで、陽策の町が幾重もの奇峰・奇岩に囲まれている。町中をぶらぶら歩くだけでも充分に山水美を楽しめてしまうのだ。観光客の多い桂林よりのんびりと過ごせることもあり、とてものどかで居心地のよい町なので、桂林へ来たらぜひ陽朔に泊まることをオススメしたい。
中国龍勝 絶景の棚田龍勝・三江
龍勝と三江は、桂林の北西約100kmのところにある龍勝各民族自治県にある少数民族の里。ヤオ族やチワン族の暮らす龍勝で、最も有名なのが、龍脊梯田というライステラス(棚田)。天まで続くかのように広がるライステラスは見事な美しさだ。
また中国では珍しい温泉を中心としたリゾート、龍勝温泉も楽しめる。三江はトン族の伝統的木族建築の残る町。程陽風雨橋や馬胖鼓楼など、独特のトン族の建築物をじっくり見てまわろう。
武陵源(張家界)
一大景勝地の武陵源は、少数民族が多数暮らす町張家界にある。武陵源はユネスコ世界遺産に登録されていて、張家界国家森林公園、天子山自然保護区、索渓峪自然保護区の3大景が、一般に公開されている。武陵源は珍しい植物が多く見られる豊かな自然が自慢。自然保護区は、とても整備が行き届いていて、遊歩道も歩きやすい。雄大な景色をじっくり味わいながら、のんびりとハイキングを楽しもう。
張家界国家森林公園にある黄石寨景区は最もポピュラーで、頂上まで登るとにょきにょきと地面から生えたような岩山群を一望できる。武陵源観光のハイライトともいえる絶景だ。金鞭景区は、山水画の世界に迷い込んだような奥深い谷間を通るコース。天子山自然保護区はロープウェイで頂上へ行き奇峰風景を楽しめる。索渓峪自然保護区では黄龍洞という鍾乳洞が必見。カルスト鍾乳洞で、ライトアップされた内部は幻想的だ。
鳳凰
美しい古都・鳳凰は、南方の万里の長城といわれる南方長城の核となった古城と古い街並みの残る町。鳳凰の町は湖南省にあるが、貴州省との境にあり、貴州省からの方がはるかにアクセスがよい。川に面して古い街並みが残っているだけでなく、昔ながらの伝統的な日常生活もそのまま見ることができる。
周辺少数民族のミャオ族の攻撃から守るため南方長城が築かれ、その核となる砦として鳳凰の古城が建設された。現在は部分的に復元された姿しか見ることはできないが、それでも充分当時の面影を感じられる。山の尾根に延々と続く長城もスケールが大きく、長城の上からは周辺の景色もよい。街のあちこちでも一気に中世のもどっかのように感じられるノスタルジックで貴重な場所だ。
鎮遠
貴州省の中でもミャオ族・トン族の自治州となっている地域にある鎮遠は、舞陽河という川の両岸に広がる小さな町。古くから東西交易の要所をして町が生まれ、古城鳳凰を起点とした南方長城もここ鎮遠の近くまで延びている。鎮遠の町には、古城跡や伝統的な古い街並みがそのまま残っていて、昔と変わらぬたたずまいが感じられる。町を流れる川ぎりぎりまで家が建つ風景は独特で、町の中心部ある橋からの眺めはすばらしい。楼閣や伝統的な宗教建築など、とても貴重な中国古代建築が多く残り、現在も使われているものもある。周辺には風光明媚な峡谷が広がり、さまざまな少数民族が暮らしている。舞陽河の川下りも渓谷の自然美がすばらしく、貴州省の大自然を満喫できる。